会報

年頭のごあいさつ

理事長 佐々木松美

 コロナが収束しないまま令和3年を迎えました。秋田県でも罹患者が増えてきております。ワクチンが開発されましたが、いつになったら接種が国民に行き渡るのでしょうか。

 昨年は、白瀬南極探検隊記念館が竣工して30周年、白瀬南極探検隊が南極に向け出帆して110周年でした。コロナ禍で節目のイベントを開催できなかったことが悔やまれます。

 白瀬南極探検隊記念館建設には思い入りが大きいものがあります。当時の佐藤正之町長のもとに助役として就任したのは昭和61年4月でした。当時の金浦は国の各種補助金削減の中で一般行政費、公債費等の増加により厳しい財政状況下にあり、その中での記念館建設は財政的に大きな負担となる事業でありました。

 しかし、当時の町長の元、議会、町民の理解を得ながら県からの補助金を得るなど創意工夫しながら、無事オープンにこぎつけることができました。

 にかほ市となり、地区によっては白瀬に対する温度差はあるのは承知しておりますが、白瀬南極探検隊顕彰、検証する日本唯一の施設として、これからも調査研究、その成果についての情報発信など、当会としても白瀬記念館事業への支援は惜しまないと思っています。会員皆様の一層のご支援、ご協力本年もよろしくお願いいたします。

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