新年あいさつ
白瀬南極探検隊記念館
館長 阿部和久
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
今年は平成として最後の年。５月からの新たな元号が気になるところです。白瀬矗らの南極探検が歴史に刻まれた明治の時代から大正・昭和・平成を経て、今回の御代替わりを迎えるに当たり、改めて時代の大きな節目に思いを致しております。
さて、今年は南極条約の署名（１９５９年）から６０年を迎えます。昨今、大国が自国の利益ばかりを声高に主張しあう国際情勢を目にするにつけ、南極条約がいかに崇高な理念の果実であったか実感できます。今年こそ、国際地球観測年（IGY）に参画できた我が国の主張の支えとなった白瀬南極探検隊の実績をさらに広くアピールすべき機会ではないでしょうか。
NPO法人白瀬南極探検隊１００周年記念会の会員の皆様には、今年もご健勝であられますこと、そして、白瀬南極探検隊記念館とともに白瀬矗の功績を後世に語り継ぐ活動に励んでいただきますことをご祈念申し上げます。
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