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Q16.今の南極隊員も白瀬の5つの戒めを守っているの?

 今の日本の南極観測隊員には白瀬の戒めを守ることは求められていません。

 いわゆる『白瀬の五訓』とは

   一、酒を飲まないこと

   二、煙草を吸わないこと

   三、お茶を飲まないこと

   四、お湯を飲まないこと

   五、寒中でも火にあたらないこと

ですが,白瀬矗が11歳のころ北極を目指そうと志したとき,近所の寺子屋の先生でもあった国学者の佐々木節斎に諭されたものと言われています。

 白瀬は一生涯この戒めを実行したようです。

 現在の観測隊員はお酒を飲むのも,煙草を吸うのも,基本的には個人の自由です。お酒に関しては,隊員がバーテンダーを務めるバーが昭和基地にあり,その場ではお金を払わずにお酒を飲むことができます。

 酒類は各隊員が日本やオーストラリアから持ちこむこともできますが,毎年,調理担当隊員が調達します。

 観測隊のお酒を含む食糧費は出発時に支給される全員の旅費から供出しています。

 煙草に関しては,しらせの中でも昭和基地の中でも煙草を吸うことができる場所が決められていますが,全面的に禁止されているわけではありません。

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