南極点とは地球の自転軸が地表と交わる場所のことです。
1911年から翌1912年にかけて,ノルウェーのロアール・アムンセン,イギリスのロバート・スコット,そして日本の白瀬矗(しらせ・のぶ)が南極点を目指していましたが,アムンセンが最初に到達しました。
南極点付近には現在,アメリカのアムンゼン・スコット基地があります。
南極点周辺では氷床が年間約10mの割合で昭和基地がある方向に流れているので,地上(雪や氷の上)に南極点の印をつけても氷床とともに移動してしまうことになります。
このため,ちょうど南緯90度となる地点は毎年測定され,その場所に南極点を示す「ジオグラフィック・ポール」と呼ばれる杭が打ちなおされます。
これとは別に,南極条約に最初に加盟した12カ国の国旗に囲まれた「セレモニアル・ポール」と呼ばれるモニュメントが基地の近くに設けられています。
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