

白瀬日本南極探検隊は南極ロス海の鯨湾に上陸後,1912年(明治45年)1月20日に南極大陸の奥へと出発しました。
そして1月28日,もうこれ以上は先に進むことのできない,南緯80度5分,西経156度37分の位置に到達します。
ここを「大和雪原(やまとゆきはら)」と名付けました。
帰路は順調に距離を稼ぎ,2月2日の夜に上陸地点に無事に戻れたようです。
ロス海は太平洋の南方にあたりますが,当時南極点を目指したアムンセンもスコットもロス海沿岸から南極点を目指しました。
大和雪原の位置を緯度経度の情報を頼りに地図上に記します。現在では,大和雪原は大陸から海に押し出された氷床上にあることが分かっています。
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