親族調査親族調査2020報告書

白瀬南極探検隊親族調査報告書2020を発行しました

秋田県にかほ市金浦出身の「白瀬矗(しらせ のぶ)」を隊長とする、「白瀬南極探検隊」は明治43年11月29日、遥かなる未知の世界「南極」を目指して、東京・芝浦を出向しました。

わずか204トンの船体に18馬力の補助エンジンを搭載しただけの木造機帆船「開南丸(かいなんまる)」は、怒涛逆巻く南氷洋を乗り切り極地に到着。

そして、明治45年1月28日、白瀬中尉をはじめとする突進隊は南緯80度05分、西経156度37分の地点に達し、見渡す限りの一帯を「大和雪原(やまとゆきはら)」と命名しました。

また、沿岸隊は南極大陸の貴重な情報を入手するなど成果を上げ、その後白瀬隊は全員無事帰国します。

知られざる極寒の地を踏破し、一人の犠牲者も出さなかった白瀬隊の、あくなきチャレンジ精神と慎重な行動は、勇気と英知の極致として世界から賞賛されています。

また、この白瀬隊の実績は、後に我が国の南極観測参加への道を開くこととなり、現在の地球環境保護運動へと結びついています。

白瀬矗を隊長にして、素晴らしい隊員の存在を決して忘れるわけにはいきません。南極点レースを争った事実もさることながら、隊員の生命を失うことなく、全員が帰国しその後の人生を歩んでいくことができた事実がそこにはあります。

私たちNPO白瀬南極探検100周年記念会は、秋田県にかほ市から「白瀬南極探検隊員親族調査」の事業を受託しました。その成果を「報告書」として集約しました。PDFファイルで約57MBあります。また、製本版は有償にてお求めいただくことができます。

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